こんにちは、時短ギア管理人の清光です。

コードは書けない現役の営業ですが、AIと一緒に、現場が毎日使う業務システムを1年以上つくり続けてきました。

入力フォームの選択肢、なんとなく「よくある区分」で並べていませんか。

この記事では、選択肢の設計と決め方を、私が1つの箱を2つに割った実例と、見直す手順までまるごと書きます。

ノートPCで入力欄の選択肢を書き出しているところ
選んだ後にやることを、1つずつ言葉にしてみる

「連絡が取れず」の中に、正反対の2つが入っていた

自作の業務ツールに、案件が流れた理由を選ぶ欄を作ってあります。

その中に「連絡が取れず」という選択肢を置いていました。素直な言葉ですし、実際よく選ばれていたんですよね。

ところが数字を眺めていて気づきました。この箱には、性質のまったく違う2つが混ざっていたんです。

  • 一度も話せていない(そもそも通じていない)
  • 一度は話せたが、途中から返事が来なくなった

言葉としては、どちらも「連絡が取れず」で間違っていません。

でも、次にやることが正反対でした。

選択肢の設計は分類ではなく、次にやることの分岐

一度も話せていない相手に効くのは、掛ける時間帯と回数を変えることです。

一方、一度は会話が成立している相手に効くのは、追いかける間隔と、次に何を伝えるかの中身のほうです。

同じ箱に入れている限り、集計を開いても打ち手が決まりません。件数だけが増えていく、いちばん惜しい状態でした。

そこで持った基準がこれです。

同じ行動にならないものを、同じ箱に入れない。

選択肢を作るときに考えるべきは「これは何の仲間か」ではなく「これを選んだ後、何をするか」だったんですよね。

分けてみたら、指標の見え方も実態に近づきました。数字が実感とずれる原因は分母側にもあって、そちらは指標の分母の決め方に書いています。

選択肢の決め方を見直す3ステップ

スマホとノートPCで入力画面の決め方を確かめる場面

全部を見直す必要はありません。私が実際に触ったのも1つだけです。

  1. いま一番よく選ばれている選択肢を1つ選ぶ
  2. 「これを選んだ後、やることが1つに決まるか」を声に出して言ってみる
  3. 決まらないなら、行動ごとに言葉を分けて2つの選択肢にする

2で言いよどんだら、その箱は割れています。私はここで詰まりました。

選択肢の書き方選んだ後にやること
連絡が取れず(1つの箱)決まらない。見る人によって解釈が変わる
一度も話せていない掛ける時間帯と回数を変える
話せたが返事が止まった追いかける間隔と、伝える中身を変える

言葉を分けるところで手が止まったら、AIに投げると早いです。

この選択肢を選んだ後にやる行動を、1つに絞って書いてください
1つに決まらない場合は、行動ごとに選択肢を割る案を出してください

私の環境では、自分では同じに見えていた2つを言い分けてくれることが多いです。

先回りして答えておきます

Q. 選択肢が増えると、選ぶのが面倒になりませんか?

増やしていいのは中の区分だけで、画面のほうはむしろ束ねます。

私のツールでも、内部に9つ持っている区分を、画面では4つにまとめて出しています。細かいまま全部見せると、今度は誰も正しく選ばなくなるんですよね。

Q. 過去に選ばれた分は、どちらかに振り分けるべき?

やりませんでした。どちらだったかは選んだ人の記憶にしかなく、推測で書き換えると過去の集計まで嘘になります。

古い箱はそのまま残して、表示のラベルだけ新しい2つと区別できるようにしました。今日から先のデータが正しくなれば十分です。

Q. 自分で作ったツールでなくても使えますか?

使えます。スプレッドシートの区分欄でも、アンケートの選択肢でも、判定はまったく同じです。

選んだ後の行動が1つに決まらない項目があれば、そこが手をつける場所になります。

まとめ

  • 選択肢の設計は分類ではなく、次にやることの分岐
  • 同じ行動にならないものを、同じ箱に入れない
  • 決め方の判定は「選んだ後、やることが1つに決まるか」の1つだけ
  • 直すのは、一番よく選ばれている1つから
  • 過去のデータは推測で振り分けず、古い箱は残す
  • 分けるのは中身だけ。画面は束ねて見せる

ここまでやると、集計を開いたときに「で、結局どうする?」と考え込む時間が消えます。

私の場合、週に15分くらいはそこで止まっていました。今は画面を見た瞬間に次の行動が決まるので、その分がまるごと浮いています。

今日はここまで。

この記事が、あなたの時間を少しでも価値に変えるお手伝いになれば嬉しいです。

それでは、また次の時短ハックでお会いしましょう。

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