AIの指摘は優先順位に頼るな。事実を確定できる順に潰す3ステップ
こんにちは、時短ギア管理人の清光です。
コードは書けない現役の営業ですが、AIと一緒に、現場が毎日使う業務システムを1年以上つくり続けてきました。
AIに「なぜうまくいかないんだろう」と相談すると、たいてい「まずこれが一番怪しいです」と原因の候補を並べてくれますよね。
でも、その並び順(優先順位)をそのまま信じて上から潰していったら、時間を無駄にした——という経験はありませんか。
この記事では、AIが出してきた原因の指摘を、優先順位ではなく確認できる順に並べ替えて潰す3ステップを紹介します。

なぜAIの優先順位は当てにならないのか
AIは会話の中でもっともらしく聞こえる理由を、自信ありげな順番で並べてきます。
ただしその順番は、実際にその項目が正しいかどうかを確認した結果ではありません。
あくまで「それらしさ」の推測にすぎないんですよね。
実際に画面を開いて確かめると、”最重要”と言われた候補が前提から間違っていた、ということが普通に起こります。
私も実際にこれで遠回りをしました。
私は本業とは別に、個人でやっている仕事をひとつ持っていて、そのGoogleビジネスプロフィール(Googleマップに載る無料の店舗情報)の表示が伸び悩んでいました。
AIに相談したところ、最初に「これが最重要です」と挙がった指摘は2つでした。
ひとつは登録している住所の書き方が規約に触れていないか、もうひとつは業種のカテゴリが足りないのではないか、というものです。
そこで管理画面とカテゴリの一覧を実際に開いて確認しました。
すると2つとも前提から違っていました。
住所の項目はそもそも登録さえしていませんでしたし、指摘されたカテゴリは日本には存在していませんでした。
本当の原因は、AIも私も最初はまったく重く見ていなかった、説明文の中のたった一語でした。
優先順位ではなく「確定できる順」に潰す3ステップ
この経験から、AIが原因の候補を挙げてきたときの潰し方を変えました。
- AIが挙げた候補を、そのまま重要そうな順に並べない。まず箇条書きで全部書き出す
- 候補ひとつずつに対して「自分の目で今すぐ確認できるか」を印をつける
- 確認できる候補から先に開いて、事実(合っている・間違っている)を確定させる
ポイントは、確認できる候補を先に片付けることです。
確定できるものを順番に消していくと、最後に残った候補の中から、本命が自然と浮き上がってきます。
実際に私のケースでも、”最重要”の2つを確認して外したことで、残っていた説明文の一語に目が向きました。

もうひとつの気づき。「調べて無かった」を記録する価値
カテゴリの件は、実は1年前にも同じ調査をしていました。
そのときも同じ結論(該当カテゴリは存在しない)にたどり着いていたのですが、記録していませんでした。
結果として、同じ調べ物にもう一度同じ時間を使うことになりました。
「調べたけれど無かった」という否定の結論は、地味に見えて残す価値があります。
有ったものは次に検索してもまた見つかりますが、無かったものは記録しない限り何度でも調べ直すことになるからです。
よくある疑問に答えます
Q. 候補を全部確認するのは面倒ではないですか?
全部を隅々まで調べる必要はありません。
「今すぐ画面を開けば白黒つく」ものだけを先に選んで確認すれば十分です。
Q. AIの優先順位はまったく当てにならないのですか?
そうではありません。
候補を思いつく力そのものは、AIの方が上のことも多いです。
ただ、その並び順を鵜呑みにせず、確認できるものから自分の目で決着をつける一手間を挟むだけで無駄が減ります。
Q. 「無かった」という結論はどこに書いておけばいいですか?
特別な仕組みは要りません。
私はメモアプリに日付と一緒に一行残すだけにしています。
現状を思い込みではなく実測で確かめる考え方は、AIの修正が的外れになる原因。現状を測ってから渡す3ステップでも扱っているので、あわせて読んでみてください。
まとめ
- AIが挙げる原因の優先順位は、確認済みの事実ではなく推測にすぎない
- 候補は重要そうな順ではなく、自分の目で確定できる順に潰す
- 確定できるものを先に消すと、残った候補から本命が浮き上がる
- 「調べたけれど無かった」という結論も、記録しておけば同じ時間をもう一度使わずに済む
今日はここまで。この記事が、あなたの時間を少しでも価値に変えるお手伝いになれば嬉しいです。
それでは、また次の時短ハックでお会いしましょう。
自作している業務システムのことや、お仕事のご依頼はお問い合わせからどうぞ。