AIのダブルチェックは”別のAI”で。作った本人に評価させない方法
こんにちは、時短ギア管理人の清光です。
AIに何かを作らせたあと、その出来を「同じAIに」そのまま確認させていませんか?
実はこれ、いちばん見落としが残りやすいやり方なんです。この記事では、AIのダブルチェックを”別枠”で回して不具合を先回りで潰す方法を、私の実体験からお伝えします。

なぜ「作った本人」に評価させると粗が見えないのか
私は非エンジニアですが、AI(Claude)と一緒に自作の業務ツールを1年以上かけて育てています。
コードの良し悪しは今も分かりません。だから頼れるのは「作らせたら、別にチェックさせる」という段取りだけなんです。
先日、こんなことがありました。ある機能を実装した直後、その流れのまま「よし、できた」と先に進みかけたんです。
でも念のため、別立てでコードレビューだけを回してみました。
すると、本番なら”二重登録”になっていた不具合が2件も出てきたんです。
同じ流れの中で作って、同じ流れの中で見直していたら、まず通っていた種類の見落としでした。
これ、人間でもまったく同じですよね。自分が書いた文章を、自分で校正しても粗はなかなか見えません。
「作る頭」と「疑う頭」は別物で、同時に両方はやれない。ここが今日いちばん伝えたいところです。
もう一つ、忘れられない失敗があります。選択メニューに無い値がうっかり入ったとき、エラーも出さず”無言で空”になっていたんです。
その空っぽが「どの書類か」の判定を壊しかけました。
怖かったのは、機能ごとの個別チェックでは1件も引っかからなかったこと。全部の機能をまたいで見た”横断レビュー”で、初めて見つかりました。
AIのダブルチェックを別枠で回す手順
やることはシンプルで、「作る指示」と「評価する指示」を、会話ごと分けるだけです。

- まず作らせる。ここでは評価やレビューを一切頼まない
- できたら、いったんその会話を閉じる(または新しい会話を開く)
- 新しい会話に成果物だけを貼り、「第三者のレビュアーとして見て」と役割を与える
- 見てほしい観点を先に2〜3個だけ指定する(下のプロンプト例)
- 出てきた指摘を、また別の会話で直させる
ポイントは3番です。「あなたがさっき作った物」ではなく「他人が作った物」として渡す。
この一言だけで、AIは急にアラ探しモードに切り替わります。
今から渡すコードをレビューしてください
実装した本人ではなく、第三者のレビュアーとして
二重登録・入力ミス・想定外の入力、の3点を重点的に
私の場合、この観点を3つに絞るだけで、指摘の中身が一段するどくなりました。
「同じ会話で確認」と「別枠でレビュー」の違い
| やり方 | 起きやすいこと |
|---|---|
| 同じ会話で「これで合ってる?」と聞く | 作った前提を引きずり、粗をつい肯定しがち |
| 別の会話に第三者として見せる | 前提を疑い、見落としを拾いやすい |
通しで見るとこうです。機能を1つ足すたびに、私は「作る5分→別会話でレビュー3分」を挟むようにしました。
このたった3分で、後から本番で気づいて半日つぶすような手戻りが、月に何度か消えています。
この「作る前に役割を決めておく」という考え方は、先に設計を書かせて合意する頼み方とセットで効きます。
よくある疑問に先回りで答えます
Q. 同じAIなら、別の会話でも結局おなじ見落としをするのでは?
私の実感では、役割と観点を変えるだけで指摘は変わります。
「作った」という文脈を捨てさせるのが効くんです。
Q. 有料プランじゃないと無理ですか?
いいえ。無料でも「会話を分ける」だけならできます。
大事なのはプランより、作る係と疑う係を分ける段取りのほうです。
Q. コードが読めなくてもレビュー結果を使えますか?
使えます。正直、私はコードが読めません。
それでも「どこが・何が起きる・どう直すか」の3点で説明させ、直った後は”見た目と手触り”で確認しています。
まとめ:AIの評価は”別枠”に出す
- 作る係と評価する係を、同じ会話で兼ねさせない
- 成果物は「第三者が作った物」として別の会話に渡す
- レビューの観点は、先に2〜3個へ絞って指定する
- 個別チェックだけでなく、全体をまたぐ”横断レビュー”を最後に1回入れる
これだけで、後から本番で発覚する手戻りがぐっと減ります。
=あなたに戻ってくるのは、消えたはずのやり直し時間です。
今日はここまで。
この記事が、あなたの時間を少しでも価値に変えるお手伝いになれば嬉しいです。
それでは、また次の時短ハックでお会いしましょう。