こんにちは、時短ギア管理人の清光です。

お客様と電話で話しながら、パソコンの画面をカチカチ探して「少々お待ちください」を繰り返していませんか?

私も長いあいだそうでした。自作の業務ツールが、PC操作を前提に作られていたからです。

この記事では、そのPC前提の業務ツールをスマホ前提で作り直したら何がどう変わったのか、非エンジニアでも真似できる3つの工夫まで紹介します。

スマホ前提で作った業務ツールを外で使うイメージ
外でもスマホ1台で完結

なぜPC前提の業務ツールは、外に出た瞬間に使えないのか

会社で使う業務システムは、机の上の大きい画面とマウスを前提に作られていることがほとんどです。

ボタンは小さく、1画面に情報を詰め込む設計になりがちなんですよね。

これがスマホだと途端に使えません。指では小さいボタンを押し間違えるし、横に広い画面は文字が豆粒になります。

結果、外で電話を受けても「戻ってPCで確認します」になる。ここで初動が半日遅れます。

どの画面を直すべきかは、机上で決めず、実際の使われ方を見て選びました。この決め方は業務効率化の優先順位の記事にも詳しく書いています。

スマホ前提で作り直したら、電話中に操作が完結した

私が最優先で育てている自作の業務ツールを、思い切って「スマホで操作する前提」で作り直しました。

結果、お客様と電話で話しながら、その場で画面を操作できるようになったんです。

最初の連絡までのスピードが、以前とは比べものになりません。

効いた理由は、実は2つだけでした。

1つ目は、最初の入力作業が丸ごと消えたこと。電話しながら要点をその場で打てるので、後でまとめて入力し直す手間がなくなりました。

2つ目は、「相手の現状を思い出す」という頭の中の作業が消えたこと。画面を開けば、その相手の状況がそのまま出てくるからです。

正直、時短そのものより「思い出さなくていい」ほうが効きました。頭が軽いんですよね。

場面 PC前提のとき スマホ前提にしたら
電話中の確認 戻ってPCで確認 その場で画面を開く
最初の入力 後でまとめて入力し直す 電話しながら要点を打つ
相手の状況 記憶を頼りに思い出す 画面を開けば出てくる

スマホ前提で作り直すときの、具体的な3つの工夫

「画面を小さくすればスマホ対応」ではありません。私がAIに指示して作り分けたのは、次の3つです。

  1. 画面を3つに割って、左右スライドで行き来する。1画面に全部を詰めず、指のスワイプで隣へ移る形にしました。
  2. 指の位置判定に頼る操作をやめ、画面の区切りに吸い付かせる。中途半端な場所で指を離しても、近いほうの画面へピタッと収まります。
  3. よく押すボタンは、機能ではなく物理サイズで大きくする。使用頻度の高いボタンだけ、指1本で確実に押せる大きさにしました。

現場で「このボタン押しづらい」と言われるのは、機能の問題ではなく、大抵このサイズの問題なんですよね。

指1本で押せる大きなボタンのスマホ画面

最初にハマったのが、2つ目の「吸い付かせる」でした。

指の位置をそのまま読むと、少しの手ぶれでスワイプが誤爆して、隣の画面に飛んでしまうんです。

「指がどこにあるか」ではなく「どの区切りにいちばん近いか」で判定するようAIに直させたら、ピタッと止まるようになりました。

おまけ:スマホ前提で作ると、別のツールにも使い回せる

予想外だったのが、この作り方がまるごと別のシステムに流用できたことです。

画面の割り方も、スライドの操作も、そのまま他の道具のスマホ対応へ持っていけました。

1つ作ると、2つ分の資産になる。以来、道具の優先順位を決めるときは「他へ移植できるか」も判断材料に入れています。

作り直す前に、よくある疑問に答えておきます

Q. PCで作ったものを、スマホ画面に縮めるだけではダメ?

ダメでした。縮めると文字もボタンも豆粒になり、かえって使えなくなります。

外で動く仕事の道具は、PC画面を縮めるのではなく、最初からスマホで設計するのが正解でした。

Q. コードが書けなくても、こういう作り分けはできる?

できます。私はコードは読めません。

「ここをスライドで」「このボタンを大きく」と、見た目と手触りの言葉でAIに頼むだけです。

判断するのは触った感触で十分。細かい実装はAIに任せています。

Q. 全部の画面をスマホ対応にすべき?

いいえ。外で使う画面だけで十分です。

机で腰を据えてやる集計などは、PCのままで困りません。

「外で動く仕事か、机でやる仕事か」で分けるのがおすすめです。

まとめ:スマホ前提で得られる時間と価値

  • 外で使う道具は、PC画面を縮めず最初からスマホ前提で設計する
  • 効くのは2つ——最初の入力が消える思い出す頭の作業が消える
  • 作り分けは3つ——3画面をスライド区切りに吸い付かせるよく押すボタンを物理的に大きく
  • この作り方は別のツールにも使い回せる。1つ作れば2つ分の資産になる

浮くのは、電話のたびに「戻って確認します」で失っていた初動の時間です。

そして何より、「思い出さなきゃ」の緊張から解放されて、頭が軽くなります。

今日はここまで。

この記事が、あなたの時間を少しでも価値に変えるお手伝いになれば嬉しいです。

それでは、また次の時短ハックでお会いしましょう。