コードが読めなくてもAIでバグは直せる——非エンジニアのデバッグ手順
こんにちは、時短ギア管理人の清光です。
エラーの原因が分からなくて、作業の手がぴたっと止まってしまうこと、ありませんか?
「何が悪いのか分からないから、直しようもない」。この状態が、いちばん時間を溶かします。
私はプログラミング未経験の営業職ですが、自作の業務ツールが壊れたときは、AI(Claude)と一緒にバグを直しています。
この記事では、コードが読めない非エンジニアでもAIでバグを直せる、私の実際のデバッグ手順を紹介します。

ある朝、自作の仕組みが二重に壊れていた
先日、こんなことがありました。
問い合わせフォームからの自動返信と、案件を追いかける自作ツールへのデータ取り込みが、両方いっぺんに止まったんです。
正直、最初は原因の見当もつきませんでした。
ここで大事なのは、AIにいきなり「直して」と丸投げしないこと。まず“事実”を集めます。
前日の私は、通信の記録(ログ)を見ながら実際に送信して、状況を3つの可能性まで絞り込みました。
| 見えた事実 | 意味していること |
|---|---|
| 送信は届くが「401」で弾かれる | 合鍵(認証)がズレている |
| 送信が届いて「200」で通る | 受け取りは成功。壊れているのは別の場所 |
| そもそも送信が届かない | 入口より手前で止まっている |
この3択まで絞れれば、あとはAIが「次はこれを試して」と具体的に指示できます。
翌日、私はClaudeの言うとおりに手を動かしました。開いて、貼って、実行して、結果を伝える。
そうしたら、直りました。
白状すると、私は今も原因を正確には知りません。それでも、モノは動いています。
なぜコードが読めなくてもバグが直せるのか
ポイントは、「原因を理解すること」と「修正すること」は別の作業だ、という点です。
AIが仮説を出して、試す手順を組み立ててくれます。人間は、その手順どおりに手と目を貸すだけ。
私がやっているのは、AIの“実験助手”のような役回りなんですよね。
専門用語(401など)も、意味は一言で足ります。「合鍵が合っていない合図」くらいの理解で、手は動かせます。
AIが指示を出し、自分が手を動かす。この役割分担はこちらの記事でも詳しく書きました。
非エンジニアのAIデバッグ手順(4ステップ)
私がいつもやっている流れを、そのまま4つに並べます。
- 壊れた動きをもう一度再現して、症状をハッキリさせる
- 通信の記録(ログ)を見ながら再現し、“事実”を1つ取る
- その事実をAIに渡し、指示された手順どおりに手を動かす
- 直ったら、次の自分のために教訓を1行だけ残す
2番目の「事実を取る」が肝心です。ここを飛ばすと、AIも当てずっぽうになります。
AIへの頼み方は、こんな短い一言で十分です。
次の症状が出ています(症状を具体的に)
原因を推測で決めつけず、切り分ける手順を1つずつ指示してください
私はコードが読めないので、どこで何をするかまで具体的にお願いします
「推測で決めつけず、切り分ける手順を」と釘を刺すのがコツ。これでAIの暴走がぐっと減ります。

「原因を知らないまま直す」のは、いいことなのか
ここは正直に書きます。原因を飛ばして直すのは、確かに速い。
これは間違いなくメリットです。
でも、代償もあります。ひとつは「同じ穴にまた落ちる」こと。
私は以前、日付がズレる同じ罠に、1ヶ月あけて2回ハマりました。理解を飛ばすと、こうなります。
もうひとつは「人に説明できない」こと。直せるけれど、なぜ直ったかを語れないんですよね。
だから私は、直った直後に“教訓を1行”だけ残すようにしています。
原因の完全な理解は諦めても、「次は最初にここを見る」だけはメモする。この一行が、同じ穴を避ける最小の保険になります。
先回りして答えます
Q. 原因が分からないまま直して、本当に大丈夫?
止まっている時間の損のほうが大きいなら、まず直して先に進んでいいと思います。
ただし「次に見る場所」を1行残す。これだけは必ずやってください。
Q. AIに「原因は?」と聞けば教えてくれる?
それらしい説明は返ってきますが、鵜呑みは危険です。
実際にログで確かめた“事実”と合っているか、必ず照らし合わせてください。
Q. コードが読めなくても、本当にできる?
できます。私自身、コードの良し悪しは今も判断できません。
判断しているのは「ちゃんと動くか」だけ。それで十分、毎日回っています。
まとめ:原因より、まず“事実”と“1行の教訓”
- AIに丸投げする前に、ログを見て“事実”を1つ取る
- 原因の理解と修正は別。読めなくても手順どおり動かせば直る
- 直ったら「次に見る場所」を1行残して、同じ穴を避ける
この進め方にしてから、エラーで丸一日固まることは、ほぼ無くなりました。
「分からないから動けない」が「分からなくても前に進める」に変わる。これが、いちばんの時短です。
今日はここまで。
この記事が、あなたの時間を少しでも価値に変えるお手伝いになれば嬉しいです。
それでは、また次の時短ハックでお会いしましょう。