こんにちは、時短ギア管理人の清光です。

コードは書けない現役の営業ですが、AIと一緒に、現場が毎日使う業務システムを1年以上つくり続けてきました。

自分で作った管理画面に「要注意なもの」を出す枠を用意したのに、いつ見ても0件のまま——という経験はありませんか。

この記事では、私が自作のダッシュボードでやらかした2つの失敗から、そのまま真似できる指標の決め方をお伝えします。

0件のまま埋まらない指標のイメージ
0件の画面は「問題なし」とは限らない

0件は「問題なし」ではなく「壊れている」かもしれない

私は自分の制作物を管理するダッシュボードに、「放置されているもの」を出す枠を作りました。

ところが本番に出してから、その枠はずっと0件のままだったんですよね。

原因は単純で、条件を勘で決めていたことでした。「14日以上動いていないもの」と書いたのに、一番古いものでも11日前だったんです。

つまり、誰ひとりその線を超えられない。構造的に、永遠に0件になる枠でした。

ここが怖いところで、0件の画面は「問題なし」と「壊れている」の区別がつきません。

正常に見えてしまうので、気づかなければ何年でもそのまま動き続けます。

指標の決め方その1|しきい値をやめて「上位3件」にする

直し方はシンプルでした。「◯日以上」という線引きをやめて、「一番放置されている上位3件」に変えるだけです。

この形なら、データが1件でもあれば必ず中身が出ます。空にならないので、出た内容が合っているかを毎回確かめられます。

手順にすると、こうなります。

  1. その枠で何を見つけたいのかを、一文で書く(例:手が止まっているものを拾いたい)
  2. 条件が「◯日以上」の形になっていたら、「一番◯◯な上位3件」に置き換える
  3. 実際に表示して、きちんと3件出るか目で確認する

2つの方式の違いは、こう整理できます。

方式中身が空になるか間違いに気づけるか
しきい値(◯日以上)なる気づけない
上位N件ならない毎回見えるので気づける

直した直後に見つかった、もっと深い間違い

上位3件に変えたら、ちゃんと中身が出ました。正直、ここで解決したつもりでいたんですよね。

ところが同じ日のうちに、出てきた中身が明らかにおかしいと気づきました。

画面が「13日間動いていない」と表示した項目を、私は毎日触っていたからです。

調べてみると、前の晩にもちゃんと手を入れていました。壊れていたのは表示ではなく、私が指標に選んだ材料のほうです。

進捗の数字が動くのは「作業した日」ではなく「記録した日」でした。

毎日進めていても、記録をサボれば「止まっている」と出る。放置を探すつもりが、真逆に記録漏れを探す枠になっていたわけです。

作業した日と記録した日のズレを表すイメージ

指標の決め方その2|「何をした日に動く数字か」を1つずつ確かめる

解決は、材料を持ち替えるだけでした。記録した日ではなく実際に触った日を見るようにしたら、表示が自分の実感どおりになりました。

ここは非エンジニアでも、AIに聞けば確認できます。私が実際に投げたのは、こんな依頼です。

この画面で使っている数字を1つずつ挙げて
それぞれ「何をした時に更新されるか」を1行で書き出して
私が知りたいのは「実際に作業した日」なので
ズレているものがあれば指摘して

コードが読めなくても、返ってきた一覧と自分の実感を突き合わせるだけで判断できます。

むしろここは非エンジニアの強みで、数字の中身は分からなくても「この項目は毎日触っている」は自分が一番よく知っています。

一覧には「自分が答え合わせできる行」を必ず混ぜる

この間違いに気づけた理由は、正直たまたまです。おかしいと出た項目が、自分が毎日触っているものだったから分かりました。

もし触っていない項目ばかり並んでいたら、私はそのまま信じていたと思います。

それ以来、一覧や集計を作るときは、自分が事実を知っている行を必ず混ぜるようにしました。

全部が「自分では確かめようがない行」だと、間違ったまま何年でも動き続けてしまいます。

この考え方は、記録の器を先に用意する話ともつながります。あわせて見える化の始め方と器の作り方もどうぞ。

よくある疑問

Q. どうしてもしきい値で決めたい場合は?

実際のデータを一度並べてから決めれば大丈夫です。

一番古いものが何日前かを見てから線を引けば、少なくとも全員が下を通る事故は防げます。

Q. Excelやスプレッドシートの管理表でも同じことが起きますか?

同じです。むしろ手作りの表のほうが「条件に合う行が0」を正常だと思い込みやすいと感じています。

Q. 0件の枠を見つけたら、すぐ直すべきですか?

まずは「この枠は構造的に埋まるのか」を確かめるだけで十分です。

埋まらない形だと分かった時点で、上位N件に変えるか、枠ごと畳むかを決められます。

まとめ

  • 0件が続く枠は正常ではなく、構造的に埋まらない形になっていないか疑う
  • しきい値より「一番◯◯な上位3件」のほうが、常に中身が出て検算できる
  • 指標は「何をした日に動く数字か」まで確かめる。記録した日と作業した日は別物
  • 一覧には、自分が答え合わせできる行を必ず混ぜる

私の場合、この2つを直しただけで、毎週「何が止まっていたか」を頭の中で棚卸しする時間がまるごと消えました。

15分うんうん唸っていたものが、画面を3行見るだけで終わる感覚です。

今日はここまで。

この記事が、あなたの時間を少しでも価値に変えるお手伝いになれば嬉しいです。

それでは、また次の時短ハックでお会いしましょう。

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