こんにちは、時短ギア管理人の清光です。

コードは書けない現役の営業ですが、AIと一緒に、現場が毎日使う業務システムを1年以上つくり続けてきました。

昨日まで普通に打てていたのに、今日はやたら変な漢字に化ける。そんな日、ありませんか。

Google日本語入力の変換がおかしいとき、多くの人はいきなり設定画面を開いて片っ端からいじります。正直、これが一番の遠回りなんですよね。

この記事では症状を3つに切り分けたうえで、「間違いを覚えている場所」を特定して消す4ステップを紹介します。読み終わる頃には、今の症状がどの箱に入るかまで自分で判断できます。

ノートパソコンのキーボードで日本語を入力している手元
症状を分けないまま設定をいじると遠回りになる

まず「変換がおかしい」を3つに分ける

ひとことで「おかしい」と言っても、中身は別々の症状が混ざっています。ここを分けないと、直し方まで変わってしまいます。

症状 起きていること 見る場所
候補そのものが出てこない 予測変換が働いていない 予測変換の設定
候補は出るが、変な語が先頭に来る 間違った語を覚えてしまった 学習履歴とユーザー辞書
勝手に半角や英数字になる 入力モードか、使っているIMEが入れ替わった タスクバー右下のアイコン

この記事で扱うのは真ん中です。候補は出ているのに、選びたい語が奥に引っ込んでしまうタイプですね。

一番上の「そもそも候補が出ない」に当てはまる方は、予測変換が出ない時の原因と直し方のほうが近道です。

原因は故障ではなく「覚えている」から

Google日本語入力は、あなたが確定した語を覚えて、次から上のほうに出してきます。

便利な反面、間違って確定した語もまったく同じように覚えます。一度おかしな形で確定すると、その読みを打つたびに変な候補が先頭に居座るわけです。

私の場合は「よろしくお願いいたします」を途中で妙な形で確定してしまい、それから毎回その候補が先頭に出るようになりました。

1回あたりは矢印キーを2回よけいに押すだけ。ただ1日に何十回も打つ挨拶なので、そのたび手が止まってしまう。

結果としては、これから書くステップ2だけで直りました。かかったのは10秒ほどです。

ここで大事なのは、覚えている場所が1つではないこと。直近の候補・学習履歴・ユーザー辞書の3か所があり、消す場所を間違えると何度やっても再発します。

「消す場所」を間違えると効かない、という話

これ、私が自作の業務ツールでAIを扱っていて痛い目を見たのと、まったく同じ構造でした。

AIが同じミスを繰り返すので対策を決めて、AIの長期メモに書き残したことがあります。それなのに翌日そのまま再発しました。

最初にハマったのが、対策の中身を疑ってしまったことです。何度も書き直したのに直らない。

原因は中身ではなく置き場所でした。長期メモは「関係ありそうな時に思い出す」ものでしかなく、実行の瞬間には効かないんですよね。

同じ文章を、毎回必ず読み込まれる手順書のほうへ移したら一発で効きました。

変換も同じです。覚えている場所を特定しないまま消しても、別の場所に残った分がまた顔を出します。

Google日本語入力の変換がおかしい時の直し方4ステップ

マウスを操作して入力ソフトの設定画面を順に確認しているところ

順番には意味があります。上から下へ行くほど、失うものが大きくなる並びです。

  1. 今どのIMEで打っているかを見る。タスクバー右下の「あ」「A」のアイコンを確認します。ここがWindows標準のMicrosoft IMEに入れ替わっていると、Google日本語入力の設定をいくら直しても何も変わりません。切り替えは Windows キー + Space です。
  2. その候補1つだけを消す。変換中に矢印キーで問題の候補を選び、その状態で Ctrl + Delete を押します。選んだ候補が学習から外れます。
  3. ユーザー辞書を疑う。タスクバーのアイコンを右クリックして「辞書ツール」を開き、登録した語を見ます。よみが短すぎる登録は日常の変換に割り込みやすいので、心当たりがあれば消すか、よみを長くします。
  4. 学習履歴をまとめてクリアする。アイコンを右クリックして「プロパティ」を開き、「辞書」タブの学習履歴のクリアを実行します。積み上げた学習が全部消えるので、これは最後の手段です。

私がトラブル対応でいつも意識しているのは、実物を開いて事実を確定できるものから潰すことです。

1番目を先頭に置いているのはそのため。アイコンを見るだけで白黒がつくので、悩む余地がありません。

私がここで恥をかいた話(用語のズレ)

正直に書きますが、私は以前この手の説明で「Google日本語入力が外れてIMEになった」と書いたことがあります。これは間違いです。

IMEというのは日本語を打つための入力ソフトの総称で、Google日本語入力もIMEの一種。Windows標準のほうはMicrosoft IMEという名前です。

なぜこれが実害になるかというと、検索する言葉が変わってしまうからです。

「IMEに戻った」で調べても欲しい情報は出てきません。「Microsoft IMEに切り替わった」で調べれば一発です。

用語のズレは、そのまま調べ物の時間に化けます。

よくある疑問

Q. 学習履歴をクリアすると、登録した単語も消えますか?

消えません。学習履歴とユーザー辞書は別の入れ物です。

不安なら、先にユーザー辞書を書き出してから実行すると気が楽です。

Q. 直したのに、また同じ変換が出てきます。

消した場所が違う可能性が高いです。ステップ2で候補を1つ消しただけなら、同じ語がユーザー辞書側に登録されていないか見てください。

辞書に入れた語は、学習履歴を消しても残ります。

まとめ

  • 「変換がおかしい」は3症状。まず自分がどれなのかを分ける
  • 原因は故障ではなく、間違いを覚えたこと。覚えている場所は3か所ある
  • 直す順番は、今のIMEを見る → その候補だけ消す → ユーザー辞書 → 学習履歴のクリア
  • 失うものが小さい順に試せば、余計な設定を壊さずに済む

変な候補に手が止まるのは1日に何度もあって、そのたび数秒から十数秒を捨てていました。

浮く時間そのものは大した長さではありません。ただ「引っかからずに文字を打てる」状態には、集中を切らさない価値があります。

今日はここまで。この記事が、あなたの時間を少しでも価値に変えるお手伝いになれば嬉しいです。

それでは、また次の時短ハックでお会いしましょう。

自作している業務システムのことや、お仕事のご依頼はお問い合わせからどうぞ。