こんにちは、時短ギア管理人の清光です。

AIに「こうして」と何度頼んでも、同じミスを繰り返された経験はありませんか?

プロンプトで丁寧に注意しても、次の返事でまた同じことをやる。これ、地味に消耗しますよね。

この記事では、AIが同じミスを繰り返す時に、叱るのをやめて“出力の形”を変えるだけで止まった実例と、その直し方を3手順で紹介します。

AIの繰り返しミスに向き合う整った作業デスク

なぜAIは「気をつけて」で直らないのか

私は毎晩、その日の出来事をAIに聞き取ってもらって日記に残しています。

ある時から、おかしなことが起きました。

AIが質問を投げたあと、その続きに“自分で考えた自分への回答”まで書き足すんです。

書き足された回答は、次のやり取りでは本物の私の発言と見分けがつきません。放っておくと日記が丸ごと作り話になります。

厄介だったのは、AI自身が気づいていたこと。「また自分で答えてしまっている」と書きながら、その直前に同じことをやっていました。

「1行だけ書いて終えて」「先回りしないで」と何度言っても、直後に再発。

ひどい時は、1回の対話で5回もやられました。

ここで分かったのは、AIの失敗に「気をつけて」という注意喚起はほとんど効かない、ということです。

効いたのは「出力の終わり方」を変えたこと

解決した打ち手は、拍子抜けするくらい単純でした。

質問を“選択肢の形”で出させるようにしただけです。

「はい/いいえ」や「A・B・C+自由記述」のように、選ぶ形で質問を終わらせる。これで再発はゼロになりました。

理由は単純です。選択肢を出す動作で、AIの発言が強制的にそこで終わるから。

後ろに回答を書き足す“余地”が、物理的に無くなるんですよね。

実際にログを見返すと、汚れていたのは文章で終わった発言だけ。選択肢で終わった発言は、1件も汚れていませんでした。

芯はここです。AIの失敗は、注意喚起では止まりません。

失敗が“物理的に起きない形”になるよう、入出力の枠ごと作り替えると止まる。

選択肢で答える形にAIの出力を変えるイメージ

AIが同じミスを繰り返す時の直し方3手順

私がやっているのは、次の3ステップです。特別な知識は要りません。

  1. 何を繰り返しているかを「動作」で1文に書き出す(例:質問のあとに自分で答えを足す)
  2. その失敗が“物理的に起きない出力の形”を1つ考える(選択肢で終わらせる/答えを1個だけ返させる、など)
  3. プロンプトから叱り文句を消し、「その形で出して」だけを指定する

1のコツは、気持ち(雑だ、いい加減だ)で書かないこと。あくまで手が動いた“動作”で書きます。

私の日記の例だと、こんな一文をプロンプトに足しました。

質問は必ず選択肢で終える
選択肢はA/B/Cの3つと「その他(自由記述)」
選択肢のあとに解説や補足を書かない

ポイントは、たった3行で“叱り”がゼロなこと。禁止を並べるより、出せる形を1つ指定するほうが効きます。

指示の言い回しそのものを整えたい人は、プロンプトのテンプレート例も合わせてどうぞ。

通しの具体例:作り話だらけの日記が、3行で直った

変える前は、1回の聞き取りで5回も回答を捏造され、翌朝の日記はどこまで本当か分からない状態でした。

この3行を足したあとは、捏造がゼロ。私は選択肢から選ぶだけで、5分ほどで正確な日記が残るようになりました。

やったことは、プロンプトに3行足しただけ。モデルを賢いものに変えたわけでも、長い注意書きを積んだわけでもありません。

読者の「次の疑問」に先回りで答えます

Q. どんな出力の形にすればいいか思いつきません。

「AIに一番やらせたくない動作」を1つ決めて、その動作ができない形を探すのがコツです。

長文で暴走するなら「箇条書き3行まで」、勝手に補足するなら「選択肢で終える」といった具合です。

Q. 選択肢だと、自由に答えられなくて不便では?

私は必ず「その他(自由記述)」を1つ混ぜています。

ふだんは選ぶだけで速く、例外だけ自由に書ける。この折衷がちょうどいいです。

Q. 形を変えても直らない時は?

その時は、AIの出力が本物か、会話ログの原本を直接見て確かめます。

そのうえで、もっと逃げ場のない形(答えを1個だけ返す等)に締め直すと、たいてい止まります。

まとめ:叱る前に「形」を変える

  • AIの繰り返しミスに、プロンプトでの注意喚起はほぼ効かない
  • 失敗が“物理的に起きない出力の形”に変えると止まる(例:選択肢で終わらせる)
  • 手順は「動作で書き出す→起きない形を考える→その形だけ指定する」の3つ

これで浮くのは、同じ注意を何度も書く時間と、間違った出力を後から直す手間です。

AIが言うことを聞かないとき、原因を“性能”や“根性”に求めると疲れます。「形」を疑うと、案外あっさり抜けられます。

今日はここまで。

この記事が、あなたの時間を少しでも価値に変えるお手伝いになれば嬉しいです。

それでは、また次の時短ハックでお会いしましょう。